カテゴリ:トルコ旅行記( 6 )

トルコ旅行④-2 1月22日

綿の城「パムッカレ」からバスに乗ること4時間。 
コンヤという、ちょっと近代的な町の中心でバスを降りる。
すると、ものすごい勢いで物売りが群がってくるではないか。

「コレジュッコデセンエン!」 (これ、十個で千円。)
「コレジュッコカウトサンコオマケツクセンエン」(これ、十個買うと三個おまけつく、千円。)

この「ジュッコデセンエン!!」をどの物売りも呪文のように繰り返し繰り返し言ってくるのでちょっと笑えてくる。うってくるものは、ナザール・ボンジュウというトルコのお守りのキーホルダーやらちょっとした置物など。たしかに10個で千円なら安い。しかし、キーホルダー10個も買って帰っても配る人いないし。キーホルダーもらって嬉しいのって小学生くらいだもんね。
そんなわけで、物売りをなんとかかわし、見学する博物館の中へ。

トルコに来てからというもの、連日素晴らしいローマの遺跡の数々を見ていたので、ここではじめてイスラムの神秘的な世界を垣間見る。
こちらの博物館はイスラム神秘主義の一派の創始者メヴラーナゆかりの品々が展示されている。この神秘主義の教義というのが白い衣装を身にまとい、目を閉じてひたすら回旋することで無我の境地にはいり、神との融合をはかる・・・・というもの。
世界史の教科書にこの回旋する人の挿絵があり、ずっと「?」と思っていたところ、どうやらこちらがご本家だった模様。ジオラマでその模様が表現されていたりする。
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メヴラーナの思想というのも興味深い。
「おいでなさい。あなたがどんなひとであっても、おいでなさい。無神論者でも、拝火教信者であってもおいでなさい。私たちの修行場は絶望の場ではありません。百度誓いを破った人でもおいでなさい。」
この言葉に示されるように、メヴラーナの教えはイスラム教徒に限らず、グローバルな視野を持った教えであり、その考え方が近代国家トルコに多大に影響を与えたというのだからおもしろい。現在、イスラム教国で政教分離政策が採られているのはトルコのみだからである。

 しかし、イスラム教徒でない私には、このメヴラーナの博物館で目を引くのは、壁や天井に描かれた美しい幾何学模様のほうだ。イスラム教は偶像崇拝を禁じているので、宗教画というものがない。ムハンマドの肖像画でさえも、顔が見えれば偶像とされてしまうので、顔にベールをかけてわからないようにするという徹底ぶり。肖像画の意味がない。
 そのようなわけで、キリスト教のようにイエスの生涯や聖母マリアのモザイクなどで建物内部を宗教画で埋めることは出来ない代わりに、複雑で美しい幾何学模様であったり、飾りアラビア文字などが発達したとのこと。
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メヴラーナ博物館を出てバスに戻る途中、
「ジュッコデセンエン」の彼らが、
「ゼンブデセンエン!!」
と、なぜか大幅値引きに一同苦笑。

地平線に落ちるそれはそれは美しい夕日に心を打たれて本日終了。
トルコ旅行も折り返し。

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by buonaforchetta | 2006-02-14 20:22 | トルコ旅行記

トルコ旅行④ 1月22日

 アルカリ質の温泉プールで旅の疲れをすっかり癒し、陽が昇る前にホテルを出発。
先日、夕日が沈む「ヒエラポリス」が丘のうえにあり、その斜面にあるのがこちらの「綿の城」。
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雪ではなくて、温泉に含まれる石灰質が高台から流れ出し、堆積したもの。
それが、段々畑のようになっているのは絶景。朝日を浴びてこれまた美しい。
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裸足になれば、制限はあるものの、この石灰棚に入ることが可能。石灰棚には流れ出す温泉が溜まっていて湯気が出ているので、とてもあったかそう。
 そそくさと靴を脱いで石灰棚に入ってみると・・・・。
冷たい!!石灰といっても石ですもの、そりゃ冷たいわな。流れ込んだ温泉水も少量なのですぐに冷却してしまい、かえってさぶい。
昔は湯量が豊富だったので、夏は石灰棚のプールに水着で入れたそう。
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しかしながら、こんなの発見。水路が掘ってあり、そこには適温の温泉が流れているので
ちょっと足湯で温まる。
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さて、ここからは一路東へ。風景がすっかり変わって岩肌もごつごつしてくる。
東西に長いトルコ、いろんな表情が見える。

ドライブインではパムッカレの石灰棚のようにペタペタ盛られたヨーグルトを買う。
これがまた絶品!!
4トルコリラ(360円)で一皿、作ってくれる。
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こんなパフォーマンスも。空中お皿回転、フォークでキャッチ。
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ブルガリアヨーグルトの水分をとばして固くしたような食感。ここにはちみつとけしの実をたっぷりのせて食べる。けしの実っという組み合わせがとても新鮮。
はまるお味!!
そしてもうひとつはまるもの発見。トルコ版カポナータ。
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インゲンマメをトマトとたまねぎと一緒にぐたぐた煮込んだ優しいお味。
田舎くさい味で、今回の旅のなかで一番気に入った料理。レシピもゲットしたので、夏のおまめがおいしい時期にゼヒ作ってみよお~っと!!

さて、朝、パムッカレを出発してから優に5時間以上の移動を経てコンヤという街へ。
こんなにバス移動が長くて一体何をするのか?
2人一組で申し込んでいる参加者がほとんどながら、バスのなかでは、2席並びの席にひとりづつ座っている。そうすると、寝るか、ガイドブックを読むかのどちらか。
しかしながら、わたしとけいちんは2人並んですわり、ひたすら4時間でも5時間でもしゃべり続ける。たまに疲れて眠ってしまうこともあったけど、いつまでもしゃべっている私らに、他のツアー参加者、唖然。よくそんなにしゃべることあるのね、といわれたので
「久しぶりに会ったから(半年ぶり)、その分の話をしているんです~」と、説明。
しかし、半年分どころか、結局、時間がありすぎたので、現在25歳から少しずつさかのぼり、結局、2人が知り合ったころの18歳までのいろんな昔話で花が咲いた。恥ずかしいやら、なつかしいやら。ついでに将来のシュミレーションなども一通りして、トルコの長旅をすごすのだった。
 長時間の移動って1人だと辛いけど、気心知れた友達とだとほんとあっというま。美しい景色を堪能することももちろんだが、今回は久々に友だちとの時間をもてたということも有意義なことだった。
 
 しゃべり倒して到着したコンヤの街の話はまた、明日。
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by buonaforchetta | 2006-02-06 23:35 | トルコ旅行記

トルコ旅行記③ 1月21日

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天気にフラれた2日目とは打って変ってのお天気。
エーゲ海を望むホテルのテラスからは日が差し始める海が見える。せっかく「エーゲ海」に来たというのに荒れ果てた海じゃ、地元の海水浴場と変わらない!!


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 すっかり明るくなったエーゲ海沿いの道にはオリーブの木が生えている。山の斜面にもオリーブの木がびっしり。なんでも、トルコでは、マーケティング戦略が弱いため、「トルコのオリーブオイルです!!」という宣伝がうまくできないらしく、オリーブの実を原料として輸出しているのだそう。主な輸入先であるイタリアでは、安く買ったオリーブで”イタリア産”のオリーブオイルとして、製品をいい値段で売っているそうな。そんなわけで、”トルコ産”のオリーブオイルがどんなものか、ガイドさんオススメの協同組合で販売しているエキストラ・バージン・オリーブオイルを購入。味のご報告はまたべつの機会に(まだ試していない)
 エーゲ海の恵みはそれだけではなく、さまざまなフルーツの木があたり一体に植えられていてここが恵まれた土地であることを実感する。



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 そんなエーゲ海上の太陽の光をあびて際立って白くみえるエフェスの遺跡へ。
エフェスは紀元前12世紀に建設された町で、紀元4世紀ころにはローマ帝国の行政的の中心的な役割を果たすようになり、遺跡入り口には「市役所」の跡がのこっている。石の文化とはここまで残るものか、と改めて見入ってしまう立派さ。石は崩れ落ちても腐らないから、在りし日のエフェスの姿を思い描くのも容易なこと。
 私もローマ市民になりたい!と思うくらい、古代の町は高度な文明を誇っていた。下水道完備、音楽堂、闘技場、公衆浴場、図書館・・・・。
一体、どんな頭のいい人がこういう建築方法や都市構造をあみだすのだろうとほんと頭が下がる思い。
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大劇場
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蔵書12000冊を誇ったケルスス図書館 (中は1階建て)


f0023069_1754396.jpgあちこちに刻まれた文字、なんて書いてあるのだろう?
ヨーロッパ人が古代の文法を学ぶのって日本人が「古文・漢文」を学ぶのと同じ気持ちなのかな?
古文・漢文は字体が変化しているから、古文書なんぞを見ても、文法をしっていたとしも、決して解読できないけど、こんなにくっきりはっきり書いてある文字なら解読しやすそうだし、ラテン語とかなら勉強のしがいもあるでしょ。イタリア語マスターしたら(そんな日、来ない?)、ラテン語もかじってみたいなー、といつもの悪いクセが。なんにでもクビを突っ込みたくなる。



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ギリシャ神話に登場する神々のレリーフが街を彩っていた。こちらはニケ女神。
NIKEのスニーカーのマークはこの「NIKE」神の羽をかたどったものだというのは有名なおはなし。私は高校生まで「NIKE」は「内木」という日本のメーカーで作っているに違いないと信じていたのだけど・・・。
 ガイドさん曰く「エフェスを訪れる観光客に”痴漢”されて、ニケさんのおっぱい磨り減ってちっちゃくなっちゃったんです。」とのこと。そんなこと、する人いるんだ、とそっちにびっくり。

トルコ最大の遺跡であるエフェスを満喫したところで、お待ちかねのお昼。
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紫キャベツとにんじんのサラダ。さっぱり目のオリーブオイルとワインビネガーで味をつけてあります。見た目も鮮やか。トルコは野菜がうまい!!
そして、こちらはドマテス・チョルバス(トマトペースト使用のスープ)。とりあえず、味が濃い。濃いといっても塩気が強いとかではなく「私はトマトです!!」といわんばかりのトマト味。とろけるチーズのようなものも入っていてとてもおいしい。
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メインは、シシ・ケバブ。シシは串焼きの意味。だいたいが、鳥か羊肉であることがおおいのだが、今回は牛肉。もっと大胆なのが来てくれてもよかったのだけど。肉料理の付け合せには必ずといっていいほどピラウというバターライスが付き、日本人にはありがたい限り。イタリアではパスタがあるから「米たべたーい!!」という思いに駆られたことはないけど、パスタがない国だとやっぱり米が恋しくなる。今回の旅ではピラウにだいぶお世話になった。


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雄大な遺跡をみてお腹も膨れてテンションがあがってきたところで、バスはなぜか怪しい山あいのロッジ風の建物へ。
「これからみなさんにファッションショーをみていただきます。」
うっ、忘れてた、本日の予定に「革製品のショッピング」が含まれていたことを。サイフをバッグの奥底へ追いやっていざ、中へ。
 音楽が流れて、ステージ上をモデルさん(?)たちがさっそうと歩き、自社の皮ジャケットやコートをアピール。欲しいか欲しくないかは別にして、ラテン系の血が入ったお兄さんに、私も友だちもうっとり。特に右側の人!!
そんなこんなをしていると、最前席に座っていた同じツアー参加者の男性が、女性モデルにひっぱられて壇上へ。おもしろがってみていると、男性モデルと目があう。嫌な予感がして、横をむくと、けいちんは「写真を撮るのに夢中です!!」という風を装っている。
男性が引っ張りあげられたということは、女性も1人というのがセオリー。友だちは、カメラ小僧に扮したのが功を奏したらしく、ターゲットから外れ、男性モデルがステージを降りて向かってきたのは・・・・やっぱり私だった。必死の抵抗にも関わらず、連れ去られた男性のこと思うと、私が抵抗したところで結果は同じこと。嫌がってみても仕方ない。
にっこり笑って手を差し伸べる彼にひきつり気味の笑顔で答え、私も壇上へ。
地球の歩き方・トルコ編にあった「誘われたら下手でも踊ろう。」というフレーズが頭を回る。

いったいどんな格好をさせられるのやら、もっときれいな格好をしてくればよかった、頼むから、ぴちぴちのミニスカだけはやめてくれ~とかいろいろ思いながら控え室に行って、着せられたのがこちら。皮のパッチワークのへんてこりんな民族衣装風。
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簡単なフォークダンス風のステップを即興で覚えて、いざステージへ。一応、こなしましたリードしてくれるお兄さんにお任せして。ひととおり踊って、奥に引っ込んで一安心と思うや、今度は1人で歩いてこい、というジェスチャー。
ここまで来てやらなかったら、周りの人、みんな引いちゃうんだろうな・・・と思って、モデルばりにあるいてやりました。ターンもしました。それでも観客のみなさま、納得してくれず、決めポーズも求めてくる。ハイハイ、服の裏地も見せますよ。
ターンしたついでに「ゲッツ!」とか決めポーズで「フォー!」とかをやる余裕なし。つまんない奴ですみません。本人必死。
フィナーレを迎えるころには息切れ・・・・。まさかこんなことをさせられるとは。

ショーが終わると、別室「ショールーム」へ。ありますあります皮製品。入ってきたドアはなぜかシャットアウト。よくみると「進入禁止」マークが。軟禁状態。
日本語の流暢な店長が羊皮の軽さ、丈夫さ、美しさを強調。しかし、今回、購入者なし。ファッションショーまでして、彼らはもととれているんだろうか?この後にくる、日本の大型ツアーに期待してください。
無事、会場を脱出し、向かうはパムッカレという街。エーゲ海から離れ内陸側北東へ185kmのバス移動。ふう。
バスが到着するころには、夕日が地に落ち、ペルガモン王国を起源とするこれまた、ローマ時代の遺跡「ヒエラポリス」へ。
夕日に染まって心が洗われるよう。
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日没と共に今晩のお宿へ。今日は温泉プールのあるホテル。がぜん、元気がでてくるというもの。明日は、「綿の城」という地名のパムッカレを観光。なぜ、綿の城かは、明日のお楽しみ。
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by buonaforchetta | 2006-01-30 23:50 | トルコ旅行記

トルコ旅行記② 1月20日

 イスラム教において祈るということはとても大事なことで、その回数は一日5回。祈りの時間にはモスク(イスラムの寺院)のとなりにあるミナレットという塔から、経典であるコーランを読む声が町中に響き渡る。
 そんなわけで、ホテルまで響いてくるコーランの声がモーニングコール。お経のような抑揚の無い低い声が急に聞こえてくるので、不気味な感じがして目がすっかりさえてしまうのだった。

 カーテンを開けてみると、空には厚い雨雲。冬のイスタンブールは雨が多いとは知っていたけれど、しょっぱなから雨とは。すこしがっかり。
 しかしながら、本日はイスタンブール観光ではなく、トロイの遺跡にいくことになっている。
イスタンブールから約345km、だいぶ距離があるのであっちは晴れていてくれることを願ってホテルを出発。

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イスタンブールは、いまでこそ首都ではないものの、トルコ最大の都市。新市街側にはびっしりと家が立ち並んでいる。きれいに揃った赤い屋根。
ガイドさんのはなしによると「トルコには屋根のレンガメーカーが1社しかなく、そこでは赤いレンガしか造っていないので、トルコの屋根がほとんど赤い」ということでした。
ほんとか~、と思いつつ、トルコにレンガの輸出でもやったら儲かるんじゃないかと、本気で考えたりもする。



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ルートとしては、ヨーロッパ側の大陸をマルマラ海沿いに走り、「右に曲がってまっすぐはしればもうすぐギリシャですよ」というギリギリのところで、バスは反対の左側海沿いに曲がる。
ホテル出発から4時間弱で、マルマラ海とエーゲ海をつなぐダーダネルス海峡に到着。
定刻どおり出発予定の、ダーダネルス海峡を渡るフェリーに5分前にバスごと滑り込む。
ここから30分、海峡をわたれば、今度はアジア側の大陸に着くことになる。




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フェリーに乗っても、相変わらず空はどんよりとしており、さえない天気。
トルコ特有のひょうたん型のグラスに注がれたエルマ・チャユ(アップルティー)で体を温める。
紅茶というよりはホットアップルジュースという言葉が似合う甘めのお茶。
チャイと呼ばれる、コーヒーみたいに真っ黒に煮出した紅茶もすてがたいけど、今回の旅でエルマ・チャユは、私とけいちんのおきにいりになってしまった。


お茶を飲み終えるころにはすっかりアジア側の大陸が顔をのぞかせるので、あわててバスに乗り込む。船が着岸してからバスに乗り込むようでは、フェリー内に止めてある車の排気ガスを浴びることになるので早めに車内にて待機するのが賢明とのこと。なんとか、排気ガスまみれをのがれ、ふたたびバスにてトロイの方面に向かう。

途中、チャナッカレという港町にて昼食。
パック旅行ではお約束のツーリストメニューなのであまり味には期待していなかったのだけど、
いくつか代表的なトルコ料理をご紹介。

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エゾリゲン・チョルバス
赤レンズマメのスープです。マメ特有のザラザラ感がきもちいい!
旅全体をとおして、料理はイマイチ、という店でもスープはだいたいどの店でも美味しかった。


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MIDYEKEVA(読み方不明)
フライの衣は小麦粉をビールで溶いて作り、ムール貝にからめて油で揚げる。
ツーリストメニューなので、揚げてから時間が経ったものをだされましたが、あつあつだったらおいしいはず。
これにはヨーグルト、レモン汁、にんにくみじん切りをまぜて作ったタルタルソースが合う。
にんにくが生なので強烈なのですが、病み付きになるトルコのタルタル。


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食後、ブラット・ピット主演の映画「トロイ」で実際に使用された木馬を発見。
ガイドさんいわく、「トロイ遺跡にあるのよりもかっこいい」とのこと。
たしかに、今にも暴れだしそうな猛々しさ。さすが映画のセット、完成度が高い!

写真:強風にあおられかさがひっくり返る私とかっこいい木馬クン


で、こちらが本家(?)トロイ遺跡の木馬君。
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平和そうな顔してます。こっちも観光用に近年作られたもので、お役所仕事の所以でしょうか覇気がない・・・?それでも、憎めないヤツです。


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そんな木馬がお出迎えするトロイは、成っては絶えを繰り返し、滅んだ街の上にまた新しい都市を建設されていったので、1つの土地の上に九つの街かさなりあっている遺跡。
より古い遺跡を掘り起こすには上に出来た遺跡を取り除かなくてはいけないうえ、取り除いた層よりも下の層の保存状態がよかったり、研究価値が高いという保証はないので、発掘を続け、その箇所で最も保存状態がよいと予測される層で発掘はストップさせるそう。
 そのため、遺跡の構内を回ると、さまざまな時代の遺構をみることができ、興味深い。赤い星レンガのようなものから、大理石の柱にいたるまで、技術の進歩を見て取ることが出来る。



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ただ、正直にいうと、視覚的にインパクトのあるものは少ない。
ガイドさんも「ここはそんなにみるところがないかもしれない」といったのもそのためで、
こういった遺跡を楽しむには、やはり、歴史や文化に対する知識と、ちょっとした想像力が大事だと、旅をする毎に思う。心を癒す自然の美しさや、目を見張る古代の巨大建造物などはみているだけでも十分楽しめる。
ただ、遺構のみが残っているような所を「有名な観光地だから」という理由だけでなんとなくみて回るのはもったいない。
 大体、旅行から帰ってその手の本なんかを読むと、「あ、あそこにいったのに、こんな見方ができたなんて気付かなかった」と悔しくなることをさんざん繰り返したから思えることなのだ。
(なので、映画の「トロイ」みておけばよかったと後悔した。正月にやっていたのに。)

トロイの木馬伝説を信じ、遺跡を探し出す資金を得るために働き、財を成し、それを成し遂げたというシュリーマンという人間がいたということを知っているだけでも、トロイの遺跡が何倍も楽しめる気がする。
さらに、世界史の授業でこの人を知り、「自分の生涯の目標をもって生きられる人間なりたい」とシュリーマンの生き方に感動した高校生のころの自分自身にも、このトロイで再会した思いがするのだった。

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強い雨の降るなかでのトロイ観光はおしまい。
明日は直感的にも楽しめるエフェソスの遺跡へ。
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by buonaforchetta | 2006-01-28 01:18 | トルコ旅行記

トルコ旅行記① 1月19日

 正直、トルコへの旅行がこんなに早くあっさり決まるとは自分自身でも予想がつかないでいた。イタリアの次に行きたい国といえばトルコ、特にイスタンブール。歴史の舞台を彩った、運河のような狭い海峡をもつこの都市に思いを馳せてはため息をつく、ということを何回繰り返したことか。ヨーロッパ人からすれば「オリエントの扉」といわれる都市から始まるトルコの旅はオリエント側に属する日本人の私にとっても新たなアジアとの出会いに違いなかった。

 しかし、実際問題として、いくら憧れているとはいえ、ふらっとバッグ片手に出かけられるほど身軽じゃない私は、今回は入門編的なパックツアーに参加することに。もともと、トルコには並々ならぬ興味を抱いていながらも、近年、緊迫しつつある国際情勢の中、個人旅行に踏み切れないでいたところを、学生時代の親友の「トルコ旅行の計画を立てている」との一言ですっかり火がついてしまったのだった。親友のけいちんから旅の誘いを受けたのは昨年の10月のはじめ。誘い、というよりも「行く予定でいたトルコ旅行が、仕事の都合でだめになった」という愚痴を聞かされた瞬間、「一緒にいこう!」と誘っていたのは私の方。
 人一倍、安全に気を使うえなくんに「トルコに行く」なんていったら反対されるのだけど、「けいちんと一緒にいく」という天下御免のこのワンフレーズで旅の許可はあっさり出る。
 あとは、ひたすらネットでトルコ旅行のパッケージツアーを漁るのみ。
 今回のツアーは8日間でトルコの主要観光地を巡る旅。
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 日本の国土の約2倍の大地をかけずりまわるので、バスでの長時間の移動がメインになってしまうのはいたしかたのないことだけど、親友といくからきっときにならないでしょ。
トルコ旅行に定評のある某社の破格のお値段のトルコツアーへお申し込み。
1月というシーズンオフも手伝って、直行便&全泊とも4~5ッ星ホテル利用という高待遇っぷり。

 半ば強引に有給を取得し、出発前日まで仕事をやり溜めしてから万全の体制で、東京でけいちんと合流し、一緒に成田に向かう。
いつもの、疲労感に満ちる空港での待ち時間も、気心の知れた親友と、免税店を冷やかしているとあっというま。
「最終搭乗のご案内です」というアナウンスが聞こえて、初めて、梅酒の試飲もそこそこに搭乗ゲートに猛ダッシュ。1人だとこんなことないのに、2人だと気が緩んじゃうのね。
ほぼ満員の、トルコ航空機内はブルーとグリーンが基調のシックな内装。うすピンクの枕とフリースの毛布がとってもキュート。
 機内サービスではさっそくトルコのワインにありつける。水色のかわいい制服をきた、怖めのアテンダントさんにワイン全種類をもらって(!!)、乾杯。女同士の旅って楽しいかも!
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機内食はまー、可も無く不可も無く、フツウに機内食だったのだけど、さすがイスラムのお国。
「豚肉不使用」の表示が機内食にまで及んでいる。

文句をいいつつ、お腹をみたし、ワインでほろ酔いではあったけど、12時間のフライトでは一度も熟睡できず(機内エンターテイメントは充実していない)、そのままイスタンブールに降り立ってしまう。
 現地時間の8時くらいであたりはすっかり真っ暗。どこの空港でもそうだけれど、ここはいったいどこなんだ?というくらいの殺風景な到着ロビーを過ぎ、入国検査。
”Hello”と一様にはあいさつしてみるものの、トルコ語のあいさつをまだなにも覚えていなかったことに気付く。
これまた、殺風景な表情の係員におしてもらったスタンプに満足しつつ、預け荷物を拾いにいく
。「ボコッ」「ボコッ」と音がする方向を見ると・・・・・

 荷物待ちの図。
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by buonaforchetta | 2006-01-27 01:18 | トルコ旅行記

ただいま

 f0023069_0673.jpg本日、無事帰国いたしました。
 トルコに行っていました。ヨーロッパとオリエントの入り混じるイスタンブールをはじめ、古代ローマ文明の栄華を残す遺跡や地方地方の素晴らしい景色を堪能してきました。
 イスタンブールではシベリア寒気団のせいで、えらい目にあい、飛行機も出発しないんじゃないかというくらいの勢いでしたが、無事帰ってこれてホッと一息です。

 しかし、お家にかえってくると、家中の皿とグラスがキッチンに山積し、洗濯機もあふれ返り・・・・と、長旅の疲れを癒すひまもなさそうな感じでした。

明日あたりから、旅のことをぼちぼち書いてゆけたらなぁとおもっています。
1週間日本にいないだけでいろいろ世の中変わっていてびっくりでした。ホリエモン逮捕されているし。

とりあえず、ご報告まで★
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by buonaforchetta | 2006-01-26 00:06 | トルコ旅行記