イタリアツアー6日目① ウンブリアの田舎で

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 イタリアの実質的な最終日は、それぞれ思い思いの一日を過ごしていただくためにあえて終日フリーに。ローマは一人じゃ歩けない、という方にはガイド付きの市内観光バスツアーをご案内。これで一日なり、半日なり不自由なく観光できます。
みなさま、いてらっしゃい。

私とミズヨサンはというと、ローマからローカル線で1時間ほどのウンブリアへ。
ワイナリー見学とアグリツーリズモランチ。
って、午前中から飲むんかい!

ローマの喧噪を離れ、別名「イタリアの緑のハート」と呼ばれる海のない州ウンブリア。
山、というよりこんもりとした森がいくつも連なって小山がもこもこと続く緑深き地。
季節は6月。一層葉が生い茂った森を見ると、むせ返りそうなほど酸素が濃いと感じてしまう。


まずは一面のヒナゲシ畑がお出迎え!すでに癒される~~。
そういやぁ、プーリアの某所に本物のケシの花が数本咲いておりましたっけ。
今だから言えるお話。犯罪のニオイはしないものの、ね、怖いでしょ。

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「天空の城 ラピュタ」のモデルになったといわれる超マイナーな観光地、チビタバレッジョを観光。この崖の上に立つ街に最寄の崖からこんな橋が今でこそかけられているものの、昔は絶壁を登って城内に入ったそうな。先人の生活がしのばれます。私にとってはこの橋でも大分急。

今でこそ住人が9人だというこの街ですが、街の機能はすべてこの城内に収められており、在りし日の街を思い浮かべながら小一時間ほど散策をする。
どこの家も花がきれいに植えられていて街もさることながらついつい花にカメラを向けてしまう。

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このあとはワイナリーへ。
歴史と伝統とに事欠かないイタリアにしては珍しく、新興のワリナリーへ案内していただきました。設備もピッカピカ、畑のブドウの木々も葉を旺盛に茂らせる若木ばかり。
しかし、侮ることなかれ。
「畑?ええ、今見えているすべてが当社のブドウ畑です。」
言ってみたい、このセリフ!!!
老舗ワイナリーのワインをうやうやしくいただくのもいいけれど、こうやって新しいワイナリーが数年後、どんどん成長していく姿を思い浮かべながら若いワインをいただくのも悪くないと思うわkです。
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DOCGのオルヴィエートに、赤だとサンジョヴェーゼ、バリック樽熟成のメルローと緩急のあるラインナップ。DOCGは言うに及ばず、メルローもなかなか行けてました。やっぱ、ワインは樽熟成だわよね。テイスティングとはいうものの、なみなみ注いでいただけるので、つまみのグリっッシーニなんかをボリボリしながら、危うく飲みモードに入るところでした。お酒を飲みはじめると根っこが生えます。

あっ、証拠写真がこんなところに!!


ローマで待つ他のメンバーへのお土産にオルヴィエートとメルローを一本づつ買ってから、ランチ予定のアグリツーリズモへ。

このエクスカーション、運転手さんと日本人のコーディネーターさんが付いていたので移動も楽チン。
コーディネーターのOさんが、ワイナリーで受けた説明を丁寧に訳してくださるのでよっく分かりました。ワイン醸造についてのお話は私の語学力では、歯が立ちませんでしたので助かりました。来年は秋口にブドウ収穫の時期を狙って第2回ツアーをやりたいなあと思っているため、これからは醸造学関係の専門用語をしっかり覚えてひとりでできるようにしなきゃねと思う次第。

そんなことを考えている間にも、専用のジープは、どんどん山に分け入り、果ては舗装されていない怪しい道へと車を進めていく。
駅に到着した時点ですでに山あいであり、ワイナリー自体も一体幾つのカーブを抜けて山を越えたのだろうという山の中にあったというのに、さらにこれ以上奥があるものだろうか。
いったいどこまでいくのだろうとほろ酔いながらも少し不安になり、運転手のピーノさんに尋ねてみる。
「ピーノ、どこへ向かっているの!?」
すると彼はにやりとして指をさす。

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ほんっとの山あいっていうのはこういうことを言うんです。山をぐんぐん登ってきたと思ったらここからさらに下に下るそうな。

文字通り「俗世から切り離された」こちらのアグリツーリズモ。

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馬が数十頭いるらしい。
豚もたっくさんいるらしい。
プールがあるらしい。
離れにホテル施設もあるらしい。
日帰りするのがもったいない!!!!
付いた瞬間そう思ってしまう緑にかこまれた、そして緑しかない素敵な空間。

食事は、ウンブリアらしい田舎料理のフルコース。
裏の厨房でマンマが作っているような素朴なお料理です。
この爆弾みたいなリコッタ団子美味しかったな♪
もちろんワインはウンブリアご自慢の白ワインで。

食事も終わったころにこちらのオーナーのルチアーノさんが登場。
話が盛り上がってしまい、食後に特製のグラッパをいただきながらいろいろお話に花が咲いてしまった。
ここに泊まって厨房で手伝いをしながら料理を習うこともできるんだって。
本を出している有名な料理研究家の方を招いての料理レッスンも組んでくれるんだって。
冬場に来たら、ブタを解体してサラミつくりをやらせてくれるんだって。
もちろんグループ旅行いろいろコーディネートしてくれるんだって。
なんなら、ってことでウンブリア料理のレシピ本を2冊もくれたルチアーノさん。
ありがと~~。いろんな提案を次から次にしてくれて、私は想像しただけでにやけが止まらなくなってしまいマス。待ってて、近いうちに料理を習いに来るから!

ここの癒しアグリがすっかり気に入ってしまった私たちは午後に予定していた近くの町の観光を取りやめてもうちょっとゆっくりすることに。まあ、平たく言うとお酒を飲んだので移動をするのがめんどくさくなったのでもあります。

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お馬ちゃんをなでなで。オメメがつぶらなのね。

豚舎に行くと豚が群がってきたり。子豚ちゃんもいました。
こんなかわいい豚ちゃん、可哀そうで食べられないわぁ(もちろん、嘘です)。


ここで、大人数向けの料理レッスンをやってもいいよ、と通された築数百年前の館。
いいね~、ムーディーだね~。

そして、自分大好きピーノさんが自分の部屋を案内してくれたり。
このネームプレート、自分で作ったらしい。


緑に癒され、美酒に酔い、おなかもみたし、次の料理のお勉強へのコネも作れたウンブリアのミニエクスカーション、思い残すことがないくらい満足。
幸せな気持ちのまま、電車に乗り込みローマへと戻るのでした。

ローマ残留組が大変なことになっているとは知らずにね・・・・。
(続く)


さて、こちらのエクスカーションをコーディネートをしてくださったのはローマナビさん。
イタリアで面白いことをしてみたかったらぜひこちらへ~~。

また、舌足らずな私に代わってこちらのエクスカーションのレポートを同行していただいたOさんがきれいにまとめてくださっています。こちらもみていただければ。
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by buonaforchetta | 2008-07-11 20:41 | 2008年イタリアツアー
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