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イタリア料理留学記2  プーリアマンマの家庭料理

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2回目のプーリア。
今回は、トニーノ宅に伺う前に、ぽかぽか家族でも紹介されたMAKIさん宅にステイさせてもらいました。昨年、会いそびれてしまって電話&メールだけのやり取りで、今回やっとお会いできました。ブログをなめまわすように読んでいたので初対面な気がしませんでした(笑。
 初日の夜は、ライトメニューながらもすでにディープなプーリアの香り。
久々のプーリアの濃いワインに、プーリアの食べ物がおいしいおいしい。
かなりがっついていただいてしまいました。
カミサマ、ありがとう。

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翌日からは、MAKIさんのマンマのお料理レッスン。
プーリアの「マンマ」にお料理習うの初めてだわ。
何時から始まるのかなあぁと、そわそわするも始まる気配ナシ。
11時前にお買い物にいってから、ようやくスタート。
これは・・・、典型的な南時間。プーリアのレストランはランチタイムのオープンが13時くらいがざらにあり、昼食&夕食の時間が遅いんです。
一般家庭もそうなのねと、割と標準時間に食事をしていたトニーノ家とは大違い。
朝ごはん、いっぱい食べておいてよかった!!

マンマのレッスンは、プーリア定番の、オレッキエッテとブラチョーレ。
トニーノ宅でもオレッキエッテとブラチョーレは教わったのですが、人によってブラチョーレもオレッキエッテも全然ちがうのね。
マンマのオレッキエッテは少し平べったくて、食感もソフトな感じ。
マンマのお得意料理なだけあって、手つきの鮮やかなこと!!
オレッキエッテ、ピンピンと跳ね飛ばしながらじゃんじゃん作っていくマンマ。
見よう見まねで必死でやっていると、マンマが「上手ね!」とほめてくれる。
「ホント??」というと、MAKIさんが「お義母さんはウソは言いません!」ときっぱり。
プーリアのマンマにほめてもらえた!!わーー、なんか自信つくなぁ!!

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揚げたてコトレッタなどをつまみ食いしながらのレッスンは2時くらいに終了。
ここでやっと、南イタリアのラプランツォ(ランチ)が始まるのです。
食卓に並んだ料理の色鮮やかなこと。プーリア来たなーー(しみじみ)。

食べてすぐにおもったことは「私は料理を習ったとはいえないな。マンマが料理するのをみせてもらっただけだな」ということ。この土地プーリアで、ここの食べ物で、このマンマがつくらない限り、いくらマンマが作るのを見ていたって同じようには作れないだろう。
何十年と家族のためにせっせと作り続けてきたブラチョーレにオレッキエッテ。マンマの人生が凝縮されているような凄みのあるこの料理だけは、ほんと「食べさせてもらいました」としかいいようがないなと思うのでした。最終日にもまた、ブラチョーレとオレッキエッテを作ってくれたのですが、何度食べてもほんとにおいしいし、まねできないなぁとしか思えないのでした。
 ほかにもお魚、野菜の料理などをたっぷり教えていただきました。
プーリアの「派手さはないけどうまい」料理の数々。それはプーリアの人々の、言葉数はおおくないけれど心は温かい性格にも似て、心と体をそっと癒してくれるようなそんな料理ばかりなのでした。
食べ終わるころにはすでに3時半。プーリア時間です。

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夜はお姑さんにかわり、お嫁さんのmakiさんレッスン♪
プーリアの食材を知り尽くしているからこそ作れるmakiさんのお料理。
これもお昼にあんなに食べたのに、またぱくっといけちゃうのがすばらしい。
そうそう、夕食スタートは平均10時です。

プーリアの夜は長いのだ・・・・。
by buonaforchetta | 2007-09-22 17:59 | 2007年イタリア滞在記
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