イタリア料理留学記1 大穴はおばあちゃん!! a Roma

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イタリア滞在の初めはローマ。
本当はローマで乗り継いでプーリアまでいってしまおうかともかんがえたのだけれども、
前後の予定調整のため2日間ほどローマに滞在することに。
ローマも数回目、観光もなぁ・・・と思い、とある料理教室に申し込んでみた。
ところが、ここの料理教室のマンマ、料理が下手らしい。
作っている途中で、「あ・・・・、これは・・・・・。ぜったい美味しくないぞ」という、どうがんばっても美味しくならない手順で料理を作っていくものだから、食べる前からテンションがた落ち。
案の定、料理は「一味足りない」という感想しか私に残さなかった。
おいしいのはこちらのご主人が買ってきてくれた、ローマ近郊のフラスカーティの白ワインだけ。
ああ、今までいろんな人にならってきて、どれもこれも美味しい料理ばかりだったけれど、これってすごく幸運なことだったのだなあ・・と一人ごちていたところ、救世主が。

「お菓子は嫌いだから作らないの」というこちらのマンマに代わり(それならメニューにお菓子いれなければいいのに)、お友達だという美しい銀髪のシニョーラが、私にお菓子を教えてくれた。
「おばあちゃんのトルタ」とうドルチェの名前にふさわしい、初老のシニョーラ。
おばあちゃんが「おばあちゃんのトルタ」を作るのは絵になるなぁとしきりに感心して眺める私。
こちらのシニョーラはお菓子作りが大好きで、なんでもかんでも自分で作ってしまうそうな。季節季節のお菓子の話をしているうちにあっという間にトルタが焼きあがってしまった。さくっと作っていたのにこれがまた美味しいの!!

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これぞ、イタリアのお菓子って感じの食べ応えと、簡素さ。脱帽です。
翌日も不運なことにこちらの料理教室に申し込んでしまったので、しぶしぶ出かけたのですが、このシニョーラが、レッスンのお菓子とは別に、お家で焼いたチャンベッラを持ってきてくれました。
チャンベッラはドーナツ型の大きなパウンドケーキのようなもので、イタリアのどの家庭にも一つはレシピがあるのでは??というくらい種類豊富。
彼女のチャンベッラは、たっぷりのシナモンとナッツ・チョコを練りこんであり、かな~り、リッチ。レッスン前だというのに、「味見」と称してチャンベッラほおばる、ほおばる。
これがさ、ほんとに美味しいのさ!!
「何がはいっているの~~????」と聞いたら、分量まで教えてくれたので、これは近いうちに試作して、シニョーラの味に近づけねば。
このチャンベッラのレシピはかなり真剣にメモをとったのに、肝心のレッスンでメモ取りが雑になったのを、ここのマンマは見逃さず「簡単だからメモとらないの??」と突っ込み。いいえ~~、メ、メモとらせていただきますっ(汗)!!
そんなこんなで、いつもと違った料理レッスンを体験。
お料理はいまいちだったけど、あーー、このシニョーラのお菓子が食べられて幸せでした。
神様は私を見捨てていなかったのね、MIO DIO!!!!!

「プーリアのワインは赤ワインだし、アルコール度数もきついからのみすぎるんじゃないよ!!」と、レッスンランチをともにした3人のローマっ子に忠告をうけて、教室を後にする。プーリアの赤ワインと聞いて、胃がグググと広がった気がした。
早く、プーリアの濃いワインのみたい!!
神様、プーリアでは私においしいものしか食べさせないようにしてください!!!
イタリアにくるとにわかカトリックの私は、カミサマにお祈りしながら、一路プーリアへと向かう飛行機の中、アリタリアの機内サービスのオレンジ風味ビスコッティ(これがけっこうおいしくて私のお気に入り!!ルフトハンザはイチゴ味があるらしい)をぼおばりながら、赤い大地が早く見えてこないか、顔を窓に押し付けるのでした。
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by buonaforchetta | 2007-09-22 09:14 | 2007年イタリア滞在記
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