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イタリア料理留学記1 オリーブとトゥルッリ
 9月の下旬に5日間ほど、結婚式の準備やらローマの見残した観光地を1人で満喫してから向かった先はイタリアのかかとのプーリア州。青い青いきれいな海が見えたと思ったら、海に突っ込むんじゃないかと言うくらい、海上を低空飛行して、海岸すれすれのブリンディシ空港に到着。
 とっても小さなブリンディシ空港の到着ゲートで私に声をかけてきてくれたのがトニーノ。今回のプーリアステイはコーディネーターさんにお任せだったので、私はブリンディシ空港でトニーノというホームステイ先のシェフに落ち合うと言うこと以外はなにも情報が無いままでむかったのだった。そのため、空港で「manatsu?」とこえをかけてきたトニーノは、私の想像よりはるかに若くて、物静かそうな穏やかなかんじだったのには正直驚いてしまった。

 ひとしきりあいさつを済ませると、空港から30分という彼の家に向かった。その道々でみるのはどっしりとした貫禄のあるオリーブの木だった。オリーブは何回も見たことがあったけど、ここまでどっしりとした木は見たことがなく、それだけで感動しっぱなしだった。そんなので喜んでいる私にトニーノは「ここからあっちの端までみえなくなるまで続いているのはぜんぶオリーブだよ」と教えてくれる。さすが、イタリアのオリーブオイル産出№1のプーリア州。

 いままでみてきたイタリアのどことも違うこのオリーブで埋め尽くされた赤い大地を飽きることなく目に焼き付けると、車はオリーブ畑の隙間に延びた横道にそれていく。
「もうすぐ家だよ」と彼が指差す低い石垣が詰まれたぼこぼこ道の先には、ちょこんと三角屋根がのぞいている。そしてその反対側には母屋
 

 もう私は窒息しそうだった!こんなにかわいいおうちに泊まるなんて!築数百年というお宅を手入れしなおした彼のおうちの壁はうすピンク色の石が積み重なっていて、その玄関に小さい木陰を作っている老オリーブ。

 そしてその反対側には白い塗り壁の三角屋根の建物。こちらはアルベロベッロでおなじみのトゥルッリというプーリア伝統の住宅だ。なんと彼は広大なオリーブ畑の中で、こちらのトゥルッリを使ってB&Bを営む、オーナーシェフなのであった。
 私のイタリア留学、出だしからついている!こんな夢みたいなかわいいおうちでいったいどんなお料理を習うのかと思うと、顔がにやけてにやけて仕方がなかった。
                                            (2006.9.25)
by buonaforchetta | 2006-11-12 00:22 | 2006年イタリア滞在記
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